利部志穂(かがぶ しほ)
利部志穂の作品のテーマの一つは記憶です。既成の物を組み合わせてインスタレーションをする彼女の作品は、物から発動する触感や形の面白さが自身の記憶と結びつき、さらに記憶から離れて物に収束していきます。生成される記憶のダイナミズムそのものが彼女の作り出す空間です。鑑賞者は過去にあった記憶が、現在との関係によって常に変化していく過程に触れられるのです。
経歴 1981 | 神奈川県川崎市生 |
2004 | 文化女子大学 立体造形コース 卒業 |
2005 | 多摩美術大学 美術学部 彫刻学科 研究生 |
2007 | 多摩美術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了 |
個展 | |
2006 | 掻く公転 (space 1/3、東京) |
スーパーマーケットドローイング(スーパーAlpus、東京) | |
2007 | フォント ~で日を見る(なびす画廊、東京) |
家を持ち替える(旧作家住居の解体場所、神奈川) | |
2008 | 家を持ち替える(企画:鷹見明彦、表参道画廊、東京) |
新世代への視点-画廊からの発言(主催:東京現代美術画廊会議/なびす画廊、東京) | |
2009 | ENTRANS FIELD-耕せる民-(なびす画廊、東京) |
serendipity 妙のとき(企画:森啓輔「彫刻、何処でもない場所のカケラ」vol.2,switch point、東京) | |
2010 | 返る 見る 彼は、川を渡り、仕事へ向かう(府中市美術館 公開制作51)(府中市美術館、東京) |
2011 | こい、来る う とき (Art Center Ongoing、東京) |
グループ展 | |
2004 | 八王子市・多摩美術大学共催 多摩美術大学彫刻展 (いちょうホール、東京) |
PLASTICARTEXHIBITION(多摩美術大学内 彫刻棟ギャラリー、東京) | |
卒業・修了制作展(多摩美術大学学内塑像棟、東京) | |
2005 | 動物公園美術展 どうぶつ立体図鑑 (東京都多摩動物公園、東京) 途中撤去 |
絵画・彫刻 立体合同展 (多摩美術大学絵画北棟ギャラリー、東京) | |
GARDENS <石井厚生・建畠 晢 氏による合同企画>(多摩美術大学学内彫刻棟 ギャラリー、東京) | |
Department SCULPTURE 2005(多摩美術大学内 彫刻棟ギャラリー、東京) | |
2006 | 横浜の森美術展 (横浜の森公園予定地、神奈川) |
重たいこと <建築大室佑介・彫刻利部志穂 2人展>(多摩美術大学学内彫刻棟 ギャラリー、東京) | |
GARDENS 放射状の視点 (イイオギャラリー、東京) | |
ARTPROGRAM IN 青梅 緑化する感覚 次世代の作家たちの変革(青梅市街、東京) | |
2007 | 卒業・修了制作展 (学内諸材料棟)、五美術大学 卒業修了展 (東京都美術館) |
甑島でつくる。(鹿児島) | |
アンデポンタン展(和光大学構内・神奈川) | |
2008 | サスティナブルアートプロジェクト[事の縁](主催:東京芸術大学・台東区,旧坂本小学校・東京) |
2009 | DE MYSTICA第2回展-"アート"全盛期における"美術"(なびす画廊,東京) |
第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」(西武鉄道旧所沢車両工場,埼玉) | |
2010 | VOCA展2010(上野の森美術館,東京) |
data and vision (AKI Gallery,台北,台湾) | |
[back to the drawing board]”もう一度始めから再構築する”(geh8 Kunstraum und Ateliers e.V.,ドレスデン,ドイツ) | |
[脱臼](island,柏,千葉) | |
[エマージング・ディレクターズアートフェア「ウルトラ」003]-ブース:結城加代子,island,千葉-(スパイラル,東京) | |
2011 | [発信//板橋//2011 けしきをいきる] (板橋区立美術館,東京) |
[レディース・エンド・ジェントルメン] (シャトー小金井,東京) | |
第8回展覧会 [せいめいのれきし] -キュレーション:利部志穂 (アキバタマビ21,東京) | |
ワークショップ | |
2006 | 子供とまつり (越後妻有アートトリエンナーレ 新潟) |
2009 | 第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」(西武鉄道旧所沢車両工場,埼玉) |
0 件のコメント:
コメントを投稿